筋トレには様々なレップ法があって、そのひとつに21レップ法があります。
21レップ法は、筋トレの動作を3つの可動域に分割し、7×3で連続してトレーニングするというものです。
部位に限らず取り入れられますが、アイソレーション系の種目に向いていて、上腕二頭筋のアームカールで良く使われます。
この記事を読めば、21レップ法のやり方や効果を知ることができます。
- 21レップ法のやり方を知りたい
- トレーニングがマンネリ気味で、新たな方法を試してみたい
自分も不定期で取り入れているよ!パンプ感がとても強烈です(笑)
21レップ法とは
筋トレの動作は可動域いっぱいのフルレンジが基本ですが、3つの可動域に分割し、7レップずつの連続したトレーニングを21レップ法といいます。
この方法は、アメリカのIFBBプロボディビルダーであるロニー・コールマンも取り入れたトレーニングとして有名です。
ロニー・コールマンとは
ロニー・コールマンと言えば、90年代後半から2000年代前半にかけてミスターオリンピアを8連覇を達成した偉人です。
上腕60センチ超えの剛腕作りに採用された、21レップカール。あなたも試してみてはいかがでしょうか?
21レップ法のやり方
一般的に筋トレのセットは10レップスが基本とされていますが、21レップ法はその名の通り、1セットで21回の動作を行います。
ボトムポジション、トップポジションは可動域を狭めたパーシャルレップで、最後にフルレンジで可動域いっぱいで追い込むやり方になります。
それでは上腕二頭筋のダンベルカールを例にして、やり方をご紹介します。
ダンベルに限らず、バーベルやEZバーでも出来るよ!
1~7レップ:ボトムポジション
第1パートは、ストレッチ(伸展)を意識したレップス。
腕を少し曲げて上腕二頭筋に負荷がのった状態からスタートです。
腕は90度の位置で止めて降ろしていきます。
つまり通常のダンベルカールの前半ということで、半分の可動域になります。
8~14レップ:トップポジション
第2パートは、スクイーズ(収縮)を意識したレップス。
腕は90度の位置からスタートです。通常のダンベルカールの後半部分の可動域になります。上腕二頭筋が最大収縮するポイントまで上げます。
15~21レップ:フルレンジ
第3パートは、可動域いっぱいを使った、フルレンジのダンベルカールです。
重量設定が適切なら、この最後の7レップに到達するころにはかなりキツい状態。燃えるようなバーンを感じるはず!
目安なので、必ず21回でなくても良いよ!目安として考えよう。
21レップ法を入れるタイミングやセット数
コンパウンド種目でトレーニングした後の、アイソレーション種目で取り入れるパターンが多いですね。
事前に疲労している状態なら、2セットもやれば十分効いてパンプ感が凄いと思います。
いつも10kgで10レップスだったら、重量はどのくらいがいいのかな?
だいたい20~30%くらい重量減らして、7~8kgくらいで試してみよう!
筋トレには単関節運動のアイソレーションと、多関節運動のコンパウンドがあります。単関節筋を使ったアイソレーションの意味や、具体的なトレーニング種目をご紹介します!
21レップカールで注意するポイント
- 各レンジを連続して行うため休憩は入れない
- 身体の重心はつま先にのせて前傾で行う
- 肘の位置を動かさず脇は閉じて行う
- ダンベルの場合、収縮時に小指側を内側にひねり収縮感を高める
- トップポジションに到達するときに上体を近づける
- 基本的にチーティング(反動)は使わない
上腕二頭筋は小さな筋肉なので、回復も早いのですが、ついついやり過ぎてしまいがち。オーバーワークには注意してくださいね。
21レップ法のまとめ
いかがでしたか?普段10レップスくらいでやっている種目をハイレップでやってみると、違う刺激を体感できます。
アームカールだけではなく、たとえば大胸筋ならダンベルフライやペックフライ、肩ならサイドレイズなどで21レップ法を取り入れてみるのも面白いですね。
筋肉に対していつも同じ刺激では、成長が鈍くなってしまいますから、不定期で取り入れてみてはいかがでしょうか。
“21レップ法のやり方!21レップカールで筋肥大を加速させよう” への1件のフィードバック